#日記 Day13

私の将来的理想図はサラリーマンとして会社に従事し、思考を放棄することだ。
なんとかしてこの脳髄を停滞させたいのだ。
机上の空論で阿呆者の戯言かと思うかもしれないが、それが最善の選択だと思っている。
この世界は情報量が多すぎるが故、そうするしかないのだ。
無論、他の選択肢というのは山ほどあるのだが、指標が曖昧で、終わりが全く見えない。
その点、サラリーマンというのは上限値が決まっている。
いや、上限値にすら届かないかもしれない。
しかし生きていく上で最低限の賃金さえもらえれば満足な私にとってはやはり最善だ。
そう考えると養う能力のない私には結婚は無理なんだろうなあ。
他者から神託が欲しいと渇望しているはずなのに、その努力さえしない。
嗚呼、怠惰なり、怠惰なり。
もしかしたら生きるのに向いてないのかもしれないなあ。
かといって死にたくもないしなあ。
生きていたいわけではないが、死にたくもない。
そして私は、静かに死ぬる、坐つたまんまで、死んでゆくのだ。